Saturday, September 02, 2006

本の流通/free books?

検索エンジンを超えた活動を展開するグーグルからまたひとつ、新たな機能が発表されました。

グーグルが各地の図書館の蔵書をスキャンし、デジタル化し,検索できるようにする作業を進めていることは報告されていましたが,いよいよ、それらの本(PDFファイル)の無償配布が始まったそうです(日本語ではCNet Japanがこれを報道しており、過去の関連情報も詳しいです)。
このプロジェクトは2004年に発表されて以来,出版社や作家など著作権所有者から激しく非難されており、米国出版社協会(AAP)などがグーグルを提訴しています。

ほうほう。何しろ,ピュータを新しく(中古)してから、こういうのもああいうのもできるようになったので,最近は新機能も怖いものなし。で、さっそく,何冊か,読みたかったけれど、絶版で手にすることができなかった古典作品を探してみます。

すると。

すっかり絶版だと思ってた本が再発されているじゃないですか。早速オンライン書店でオーダーしました。でも,無償ダウンロードにこだわりがあるので,別なタイトルを探してみます。こちらはまだ、著作権が残っているそうで,これまでのブックサーチ同様,触りだけしかみられません。無償配布は、すでに著作権の切れている本(パブリックドメイン)に限られているので、今もまだ流通している本には適用されません。そして,現在のところ,対象言語はエーゴのみです。

なので、まだ実際にはダウンロードし、印刷して読む。そこまではやってないので,使い勝手がどれほどのものかわかりません。試した方,ぜひ,ご報告を。

著作権所有者のはしくれとしては、自分の書いた物で他人が不法に金儲けするのは困ったことだけど、本だけでなく、新聞や雑誌などの印刷物の流通にかかるエネルギーが馬鹿にならないことは承知しておくべきだと思います。

「ざ・こもんず」の執筆者、読者の中には伝統的な意味での著作権所有者がたくさんいらっしゃいますが,このあたり,どう考えますか?

(3/9/6)

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