Thursday, July 27, 2006

レバノン侵略に関する南半球関係の短信/war report from down south.

ヒアムの国連レバノン暫定軍(UNIFIL)本部へのイスラエル軍の空爆について、オーストラリア政府はむにゃむにゃを決め込んでいますが、ABCラジオ(オーディオ・ファイル)によれば,ニュー・ジーランドのヘレン・クラーク首相は、それが故意の攻撃であるとはっきりと非難しています。


日本でも報道されていますが、「12日以降合計10カ所のUNIFIL関連の施設が146回にわたってイスラエル軍の攻撃を受けていた」ことを考えれば,これが事故か意識的なものか判断がつきそうです。

昨年,イスラエルの諜報員二人がニュー・ジーランド人に成り済まし,パスポートを取得しようとして有罪判決を受け,イスラエル外相の陳謝でいったん収まったとはいえ,ニュー・ジーランド政府はイスラエルがどんな汚いことを組織的にやるのか,肌で知っているのかもしれません。

また、26日,レバノン南部のビントジュベイルの戦闘で戦死した9人のイスラエル兵のひとりが、オーストラリア国籍のイスラエル人であることがわかり,大きなニュースになっています。

戦死したAssaf Namer軍曹はイスラエル生まれ,10歳のときに母親とオーストラリアに移住しました。兵役の義務はなかったものの、2年半前,イスラエル軍に自ら志願したそうです。

「テロ国家」イスラエルの軍隊に志願し,戦死したオーストライア人兵士をこの国はどう弔うのか、「テロリスト」のタリバンと一緒にアフガニスタンで米軍に捕獲され、グアンタナモに野ざらしにされたままのオーストラリア人、デビッド・ヒックスは注視していることでしょう。

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