Tuesday, October 17, 2006

いい加減にしろ!/Dense Inert Metal Explosive.

イスラエル軍はパレスチナの民間人相手に、ありとあらゆる新型高性能兵器や爆弾をぶっ放している。ほとんど石ぐらいしか抵抗する武器を持たない相手に,最新鋭の武器を投入しやりたい放題だ。そして「国際社会」ときたら、見て見ぬ振りを決め込んでいるからたちが悪い。「国際社会」の中でも最悪なのは米国で、消極的にほおかむりを決め込むだけでなく,カネだけでなく新型爆弾を提供するなど残虐行為に積極的に加担しているようだ。
こんな蛮行を許しながら,北朝鮮にあれこれ言っても、まったく筋が通らない。

今年6月、7月、イスラエル軍の攻撃を受けたパレスチナ人のあいだで、手足をのこぎりで切断されるような被害が続出したことをP-navi infoは7月21日付けの「筋肉が裂かれ、内臓が破壊される新兵器」で伝え,「新兵器使用の可能性?」といち早く疑問を投げかけていた。昨日のエントリーによれば,やはり、それはおぞましい新兵器だったようだ。

P-navi infoによれば、それは米軍が開発中のDIMEという恐ろしい殺人兵器であることをイタリア国営放送RAIが突き止めたそうだ。この放送局は昨年12月にも、米軍がファルージャで燐弾を使っていたことをいちはやく世界に報道している。

P-navi infoによれば、DIMEはDense Inert Metal Explosive(高密度不活性金属爆薬)の略称でタングステンの粉末と爆薬が人体内部で強力な爆発を起こし、高熱によって骨などの物質を切断する恐ろしい爆弾だ。

dimedamage.jpg
(写真はパレスチナ人の負傷者。Rai24Newsより)

このおぞましい新兵器がなぜ、どのような経路で開発中の米軍の手からイスラエル軍の手に渡ったのか。そしてパレスチナの民間人相手に使われているのを、なぜアメリカ政府は黙認しているのか。日本政府やオーストラリア政府は北朝鮮の「核」やミサイルには敏感に大騒ぎするくせに,なぜ,イスラエルの蛮行を許しているのだろうか。

DIMEの残虐さは、まだ開発中であるためなのか俎上に上がることすらなく野放しになっているが、実験相手は自分と同じ非武装の民間人だ。あなたと同じ民間人が、国境のあっち側にいるというだけで理不尽な殺人兵器の攻撃にさらされている。

一体,文明社会とやらは、いつからこんなことをヘーキで許すようになったんだい?一体いつまでこんなことに目をつぶるつもりだい?

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