(バニティフェアより転載)
CNNやバニティフェアなどによれば、ウクライナがチェルノブイリ原発を正式に観光地として開放することに決めたそうです。バロガ非常事態相によれば、これまで立ち入り禁止になっていた、原発周辺の半径30キロ以内が12月21日から開放されるそうです。これまでも夏の間は管理当局公認のガイドによる短時間の観光は可能だったようですが、もっと大々的に客を誘致することを考えているようです。
第4号炉の炉心が溶解し、ヨーロッパだけでなく地球全体に放射能を振りまく史上最悪の原発事故以来、来年4月で25年になります。科学者によれば、再爆発の危険はないようですが、「原発には推定180トンといわれる放射性物質が閉じ込められており、それがどんな状態であるのか未だにはっきりしない」とのこと。
先週日曜にバロガといっしょに一般公開前のチェルノブイリを視察した国連開発プログラムのチーフ、ヘレン・クラーク(元ニュージーランド首相)は「個人的には、こういうことがあったと伝えることは大事であり、悲しいことには違いないが、それを伝えることが大切で、経済的な利益にもなる」と今回の提案を歓迎しています。
ちなみにお値段の方は、カナダの旅行会社によれば、100キロ離れたキエフから日帰り旅行で150ドルくらいとのこと。日本の原発推進派の人はぜひツアーを組み見学にいかれたらいいのではないでしょうか。もう、待ちきれないという人にはエレナという近所のウクライナ人がカワサキの大型バイクで出かけた報告がありますので、ぜひご覧ください。廃墟好きには堪えられない光景が並んでいます。また、緊縮財政のおり、日本政府もウクライナに倣い東海村だとかもんじゅや柏崎などの事故現場を大胆に観光地にしたらいかがでしょう。
No comments:
Post a Comment