今朝,髪を切りました。
毎年この頃になるとやる春の儀式。特に日にちは決まってませんが、気分として,そろそろ春かなという時,あっという間に行われます。蛇を踏みつけそうになったり,ひいきのフットボール・チームが今季最終戦を戦った午後とか,あの花この花,咲き始めたのに気づいた時とか,諸々の理由がきわめて主観的に加味され総合判断します。まあ、あーだこーだ言っても結局,人間の摂理,自然の摂理なのか、だいたい今頃,昼と夜の長さが同じになるころが多いのですが。
昨春にざっくりと切って以来伸ばしっぱなしだから、キュアのロバート・スミスかバースデイパーティのニック・ケイウ゛(古いなあ)かなんてくらいな長さ、いい加減に伸びた髪を、あらよっと、あっけないくらいの軽さではさみを持ち出し,じょきじょきじょき。
数年前までは近所の床屋に出かけてましたが,このごろは自分でばっさりやってしまいます。断髪の当日こそ、あちこち,まだらな仕上がりで周囲の人間はあれこれ言いますが,二、三日もすれば,それなりに落ち着くものなので、本人はあんまり気にしません。所々、カミソリで剃ったり,短く刈り込み,微妙な濃淡の残る頭蓋に春の日差しが直接あたり,昼間は結構、これまでよりも温かいくらい。でも,夜になると,頭にスカーフを巻かないと、すかすかで、体温が逃げていきます。
短髪用に眼鏡も変え,スカーフを頭にのせ,足取りも軽やか、着るものもすこしずつ軽くなっていきます。
んな具合に春が深まっていきます。
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