バリでの温暖化対策会議は、米国がこれからも交渉を続けることに合意して幕を下ろしました。メディアの論調はとりあえず、めでたしめでたし。でしたが、それじゃ、悠長すぎるんじゃないかしら。
16日、ロイターはワシントン発でネイチャー・ジオサイエンス誌に発表された研究を引用し、地球海面が国連気候科学者が予測する倍以上に上昇するだろうと報道しています。政府間パネルはこれまで、海面の上昇は今世紀中に最高で80センチほどと見積っていました。これでも大変なものですが、どうやら、すくなくともその倍は覚悟していないといけないようです。
これは地球の気候がいまよりもずっと暖かかった間氷期(約12万4,000年から11万9,000年前)を研究した結果に基づくものだそうで、当時、グリーンランドと南極大陸をおおう氷床が溶解していたおかげで、海面は最高でいまより6メートルも高かったようです。
Nasaのデータをもとに、グーグルアースを利用した水没シュミレーション地図は以前にも紹介しましたが、もう一度、貼付けておきます。
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