エイモリ・B. ロビンスのインタビューを読んでいたら、climate weirdingというフレーズにでっくわしました。普通、「気候変動」という意味ではclimate changeという言葉が使われますが,weirding。weirdingには「異常」であるってな感覚がこもっていて、なかなかいいなあ。昨今の干ばつや山火事の多発を見ていると,確かに「変動」なんで生易しい状態ではありません。「変動」というより、すくなくとも「異常化」のほうがずっとわかりやすい。「奇動」というか「ゲテもの化」しているような気がします。
んで,ちょこっと調べてみると,ロビンスとの共著が日本でも翻訳出版されているポール・ホーケンはglobal weirdingというフレーズを使っていますね。あっ,これもピンがあっている。「温暖化」っていうと,どこか,ほんわか,ぬくぬくと温かくなっていくようで,あんまり危機感を喚起しません。地球「奇天烈化」とか,地球「異常化」とかの方がずっと本質をついているのではないでしょうか。
なので、これからはglobal weirdingやclimate weirdingを語彙に取り入れることにします。日本語では、うまい言葉、ご存知ですか?
(ホーケンは、「人工社会」の元祖のひとつであるスコットランドのフィンドホーンについて「フィンドホーンの魔法」という本を書いてますが、いつか,読んでみたいと思います)。
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