Tuesday, November 21, 2006

山が燃える/bushfires rage.

先週の月曜、隣町の近所で落雷発火した山火事が燃えています。
いまのところ、家屋や人間へ直接の被害は出ていませんが,これまでに国立公園を中心に2000ヘクタールが燃え,風向き次第では隣町やうちの近辺もやられそうです。本日,麓では気温が40度を越し,山の上でも日陰で32度。

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シドニーモーニングヘラルド紙より)

うちの近辺だけでなく,西のオベロンやシドニーの北でも火事が発生しているほか,南オーストラリアやビクトリアでもかなりの数の山火事が燃えています。南オーストラリアでは4000人を超す消防団が投入されているそうです。まだ11月だというのに,まるで夏本番。乾ききった大地を火事が吹き荒れそうです。

もう,山火事は何度も経験していますが,地平線にもくもくとわき上がる煙に落ち着くことはありません。うちの近所でも400人を超す消防団,80台の消防車,15機のヘリコプターが消火活動に当たっているそうですが、焼け石に水。住宅地への延焼を防ぐのが精一杯。明朝は,時速80キロを超す突風が予想されており,まだまだ,危機はこれからです。

今日は朝早くから雨樋にたまった葉っぱや木の枝を取り除く作業をし、庭全体に普段よりたっぷりと水を撒きました。家の中、北と西の窓やドアに火の粉が舞い込まないよう目張りをし,バケツをいくつも用意し,庭を何度も歩き回り,火が来たときに燃えそうなものを片付けます。雨樋に栓をし、いざというときには水をためる手はずも整えると,もうあたりは暗くなっています。北の方の空が不気味に焼けています。

一段落して,ビールを一杯,まだ,これから,いざという時の非難に備え,荷物をまとめなくてはなりません。

あまり,ひどくならないといいなあ。

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