ピュータで何か読んでいて、何かのフレーズに出会い,ふっと、そういえば、前にこういう名前のバンド/アルバム、聞いたことがあったなあとCD棚をごそごそと探すことがあります。
たいていの場合,お目当てのCDはとっくに質流れしていることが多いのですが。
今回はソニックブームでした。正直,あんまり印象に残ってないので、改めて聞きたいとも思いませんが,調べてみると、この言葉,音楽関係ではバンド名や楽曲,レコード会社の名前などによく使われているようです。ショーゲキハ。
本来の意味は、ウィキによれば「飛行機が音速を越えて飛行する際に、機首および翼後縁付近で発生した衝撃波のエネルギーが地上に伝播し、不連続な音波として観測される現象のこと」です。そして「その大きなエネルギーを持つ音波は、しばしば地上に窓ガラスが割れるなどの被害を与える場合がある」と書かれています。超音速旅客機や超音速輸送機が普及しないのも、このソニックブームに大きな原因があるそうで、ソニックブームをなるべく出さないような研究が続いているのですが,世界にはこれを対人兵器として平気で使用する軍隊があります。
イスラエル軍です。
ソニックブームが意図的に人間に対して使われたとき,それは「窓ガラスが割れるなどの被害」なんてものじゃないようです。「地球のステージ」という日本のNGO職員で、2003年5月以来ガザ最南端の町、ラファで活動している寺畑由美は、停電の合間をぬって書き送ったレポートで次のように表現しています。(全文)
「これは「恐ろしくって、腰が抜けるところだった」なんて、使い古された言葉でしか、表現することができません。これまでのところ、私には「馴れてしまう」なんてことは考えられません。どれだけ経験しても、経験する度に神経がこなごなになりそうです。衝撃音が耳をつんざき、身体が突然畏縮し、静脈という静脈は身体から飛び出そうし、皮膚のおかげでかろうじて押しとどめられている、そんな感じです。静脈が皮膚に脈打つのさえ、感じるような気がします。」
イスラエルは、民間人に危害を加え,殺害することを何とも思わないようです。エレクトロニック・インティファーダ設立者のナイジェル・パリーはイスラエルには、パレスチナの民間人を殺害する方針があるのかと問いかけます。
また,イスラエルは、必死になって事実を隠蔽しようとする傾向があります。
「イスラエル政府や軍は、このインティファーダが始まる前から、世界の向こうにいる事実を確かめる術のない人々だけでなく、自らの法廷や国民に対し、繰り返し繰り返し嘘をついてきた」(ジョナサン・クック「ガザの砂に埋められた真相」より)
今回の発端となったガザ北部の海岸での一家虐殺事件 に対しても、独立機関による調査は行われておらず,このままでは戦線の拡大とともにうやむやにされてしまうでしょう。
あなたは、本物の「ならず者国家」の蛮行に、いつまで目をつぶり続けますか。
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