『東電・原発おっかけマップ』(鹿砦社)から、泊3号の営業運転を許可した北海道知事にとって,あんまり都合のよくない事実を記載した部分と,北電の幹部について住所を転載。
電力会社からの献金は国政の場だけでなく、地方政治にも及んでいる。組織的な「個人献金」というまったく同じ手法がとられているところもある。たとえば泊原発を抱える北海道では、元通産官僚の高橋はるみ知事の政治資金団体「萌春会」に北海道電力の役員が毎年一斉に「個人献金」を行っている。やはり元経産官僚(望月晴文と同期入省)で一一年四月の選挙で福岡県知事に当選した小川洋の後援会代表を買って出たのは九州電力会長で、九州経済連合会長の松尾新吾だ。小川の前任者でやはり経産官僚の麻生渡前知事の政治団体には九電の役員が「個人献金」を続けてきた。そして、なかなか再起動できない高速増殖炉のもんじゅを抱える福井県では、西川一誠知事や地元の河瀬一治敦賀市長に、もんじゅの運転者である原子力研究開発機構の下請け三社からパーティ券の購入を通し、カネが流れている。
原発の立地、運転停止や再開,プルサーマルの受け入れをめぐっては知事が大きな力を振るう。電力会社や原発企業から流れるカネに感電し、ぶるぶるとしびれ切った頭で、はたして真っ当な判断ができるのだろうか。政界の原発汚染は高レベルで広範囲にわたっていて、集中処理施設がいくつあってもおいつかない。
国民政治協会への「個人」献金(07~09年度合計)
役職 献金額(万円) 住所
北海道電力 近藤龍夫 会長 75 札幌市中央区南十六条西7ー1ー7−503号
佐藤佳孝 社長 60 札幌市中央区南二十条西9−1−23−601号
大内全 副社長 40 札幌市清田区清田六条4−10−23
川合克彦 副社長 30 札幌市清田区平岡八条3−4−17
山田範保 常務 30 札幌市中央区南一条東6−1−10アジリア札幌大通東1305
その他7人 191
北海道電力合計 426
もひとつおまけにもっと徹底調査をしたサイト「通産出身の道知事、泊原発運転を容認のワケ 北海道電力役員からの一斉献金、計371万円也」もぜひご参照を。
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